プロジェクトを成功させるために心がけている3つの事

今回はプロジェクトを成功させるために心がけている3つの事について紹介します。
私がアサインしている案件でプロパー会社の新人の方と話す機会があり、その時に質問された内容をまとめました。
内容としてはPMやPLとして仕事をしていく上での心構えに近いと思います。

プロジェクトを成功させるために心掛けていること

1.色々な視点を持つこと

顧客志向という言葉があります。
ドラッカーの「マネジメント」の中で、企業の目的は「顧客の創造である」と定義されているように、企業経営において「顧客志向」は非常に大切です。
ただ「顧客志向」について誤った認識を持っている人も多いと思います。
顧客志向とは”顧客のために”ではなく、”顧客の立場で”です。
相手の立場になる事が重要です。

私は使うユーザの視点、お客様の視点、参画しているメンバーの視点など、それぞれの立場に立って考え、ベターな選択をする必要があると考えています。
例えば明らかにユーザが使いづらくなるような機能改修をお客様から依頼された時、あなたならどうしますか?
「仕方ない」と言ってやるか「客に文句を言いながら」やるか…色々なパターンを見てきましたが、どれも後々失敗し、私自身も失敗した経験があります。
この場合に必要なのが色々な視点を持つことです。
1.ユーザ(実際に画面を使用する人)の視点で、どうあるべきがベストかを考える。
2.お客様(顧客:カスタマー)の視点にも立ち依頼した意図なども考え、どうあるべきがベストかを考える。
あっちをたてればこっちがたたず、という状況はどこでも発生するため、ちょうどいい中間の落としどころ、ベターな選択を検討します。
検討結果をこちらから提案し、ユーザもお客様も我々もWinWinになる事を考え、ベストではなくベターな選択をすることがプロジェクトを成功に導きます。

2.関係の構築

相手の立場に立って考えても相手に動いてもらわなければ意味がありません!
私は積極的にコミュニケーションを取って、相手との関係の構築を心掛けています。

例えば飲み会に参加して事前に相手がどういう人物か把握しておければ、仕事を頼む際の参考にもなります。
もちろん飲み会に参加しなくても適切なコミュニケーションを行っていれば、必要ない場面もありますが、飲み会は人の本質が出やすいので楽に把握することが出来るメリットがあります。

そのほかにも、特に用が無い時でもたわいのない事、世間話でも話しかける、話をして近況を聞いたりするだけでも自分の近況を話すだけでもお互いの信頼の構築、チームで動く際には必要だと思っています。

3.スケジュール(計画)にも実績(行動)にもバッファを持たせる

スケジュールオンスケは個人的にはスケジュール遅延だと思っています。
例えばメンバーが風邪やインフルエンザにかかって1週間休んだとします、5人日の工数を捻出するのは大変です。
要員計画のメンバーだけで納めようとするのであればスケジュールにバッファを持たせるのはもちろん、そのスケジュールに甘んじることはなく、何事も前倒しで進め実績でバッファを作り出していくという行動も必要になります。

急な仕様変更、不測の事態はシステム開発にはよくあります。
そのためこのようなスケジュールに甘んじない心掛けを常に行っていますし、メンバーにもお願いしています。
そもそもの話としての、バッファを持たせる方法、バッファの管理方法については色々あります。
クリティカルチェーンなどについてはまた別の記事で解説します。

プロジェクトリーダーとして大切にしていること

番外編ではありますが、プロジェクトリーダーとして大切にしていることについても述べておきます。

1.スピード感

PLとはちょっと違うかもしれませんが、自分が仕事上で大切にしている事で「仕事のスピード」を強く意識しています。
人間誰しもが平等に与えられているのが時間です。これは能力に関係がない部分です。
なのでこの部分は誰にも負けないという気持ちで取り組んでいます。

・返信をすぐにする

返信をすぐする事で信頼を得ることが出来ます。
ここではクリティカルな返信はしなくて良くて、「まずは見たよ。」レベルの返信でも良いです。
反応が早いと「この人はしっかりと見て対応してくれる」、「反応をすぐに返してくれるから頼みやすい」という好循環が生まれます。
忙しくて返信を出来ない!というときはありますが、なるべくササっと返信は済ませて、もし依頼されたことならばタスク管理に追加して、優先順位を管理しながら仕事を進めます。

・資料をすぐに出す

資料はいきなり100%の出来にはなりません。
相手が求めている事と自分が考えている事のギャップを埋めていく作業がどうしても必要になってきます。
そのためまずは叩き台の資料を早く作って見せる。
その方向性で良いのであれば突き進めばいいし、駄目なのであれば舵切をすればよい。
スケジュールぎりぎりに提出して全然ダメという展開が一番お話にならないため、そうならないようコミュニケーションを取って進めていきます。

・決定をすぐにする

プロジェクトを進めていると課題が色々と出てきます。
この課題をどうするか?の決定をとにかく早くします。
その決定は100%の決定ではなく、誰に聞くのか・いつ聞くのか・いつまでに決定するのかという所です。
ズルズルと課題を引きずるのではなく、課題はその場でどうするか素早く決定することで、チームからの信頼度も上がると考えています。

2.3現主義

3現主義という言葉はご存知でしょうか?
「現場、現実、現物」です。
リーダーとして私はこの3現主義を大事にしています。

あなたはプロジェクトリーダーです。
あなたの担当しているプロジェクトは製造部分をニアショアで外注をしていました。
外注先から進捗が良くなく、遅れている旨を伝えられました。
外注先からは担当者が風邪になってしまって進みが悪い所があるが、リカバリー可能という連絡を貰いました。
さて、あなたはそれを受けてどう行動しますか?

”私の答えは外注先に赴いて現状を把握し、それから判断する”です。
机上の空論の議論ではなく、実際に自分の目、耳で確認して、そこから判断をする事がリーダーには求められます。

まとめ

2019年度も上記の心構えで3つのリリースを大きなトラブルなく乗り切る事が出来、顧客からの信頼や感謝を得ることが出来ました。
リーダー経験は長いもののまだまだ未熟な部分も多いため、もっとチャレンジをしていきたいですね。